ブログ

BLOG ブログ

2024.10.06 1号よもやま話ブログ

国際昆虫学会議 続編

ベルギーの研究者からレッドブックデータ届く!

今年の8月25日から京都で開催されていた国際昆虫学会議。この開催をきっかけに当ショップに沢山の昆虫学研究者の方にご来店いただいた件は以前にブログでも紹介させていただきました。

その折にご来店いただいた、ベルギーから来日したヨーロッパミヤマクワガタの研究者である ”アルノ・トーマス氏” からヨーロッパのレッドデータブックが届けられました。


にゃはは〜 🙄 オランダ語、さっぱりですw
でも、今時便利ですよね、画像に撮って翻訳アプリでサクッと日本語変換されちゃいます。
これで店長も1号も読むことができますね。

どうやら彼は自然森林研究所のヨーロッパミヤマの研究者で、生態や個体群のモニタリング等でレッドリスト(絶滅リスク評価)を作成したりもするようです。
そのレッドデータブックが届きました!

彼が参画するヨーロッパミヤマのモニタリングネットワークページはこちら

日本でも人気のヨーロッパミヤマクワガタ 原名ケルブスやアクベシアヌス、ユダイクスと飼育されている方も多いと思います。 この本が届くまでは、絶滅が危惧される種だとは思いませんでした。
あらためて店頭で販売している生体を見てみると、国産も外国産も、絶滅危惧予備軍だったり採集禁止だったり、輸入禁止だったりする個体の多いことに気づきます。
これは近年の地球環境が1世紀以前の環境とは大きく変わっているということなのかも知れません。

 

世界の陸地の内、森林が占める割合は約30%と言われています。
この30%の森林が猛スピードで失われている現状だとか。1年で約520万haづつ減少しているらしいです。520万ヘクタールってどんなもん?ってピンとこないけど、例えると日本の国土の約14%弱の広さになりますね、すごい面積です。減少には色んな要因がありますがこの減少が地球温暖化にも影響しているのですよね。いずれにしても森林減少はダイレクトに昆虫の生息に影響しちゃいます。昆虫だけじゃない、数多の生き物にも影響があるし、当然我々人間にも。あらためて認識し直すとなんか危機感すら感じてきます。

 

意義のある 国際昆虫学会議

国際昆虫学会議って、まぁぶっちゃけ初めは、賢〜い研究者や学者皆さんが難しい話しを理解できる者同志で発表したりして概ね直接的に影響のあるものとは思ってませんでした。
強いていいうなら、開催場所であった京都国際会議場が店舗から近いので、期間中普段とは違う海外のお客様が増えるかな?程度の認識です。縁あって、ベルギーのヨーロッパミヤマの研究者が来店し、その時は生態系の研究の話を聞かせてもらったりして、「ヘェ〜知らんかった〜」など楽しく過ごしただけでしたが、こうやってレッドブックデータを頂いて彼の研究がカタチとなって手元に届くことで昆虫の生態系や地球環境の変化にまで思考が発展していく。 ちょっとした意識改革だけでも自分にできることはないかな?とかまで考えたりする。 

こんな1号ですら昆虫の生態系〜気候変動や地球環境〜果ては持続できる方法は?ってまさに SDGs を考えるw  すごい! それだけでも開催の意義を感じる”国際昆虫学会議” だと思いませんか?w

次回は4年後 南アフリカのケープタウンで開催されるそうです。気にはなるけどちょっと行けないな〜w遠すぎる。 

 

 

page top
お問い合わせはこちら